固有の自然環境を守るための「外来種被害防止法」で、環境省の専門家全体会合が31日開かれ、6月に予定される法施行時の第1陣として規制する「特定外来生物」のリスト案が示される。
指定先送りから、スタート時点での規制対象種に加える方向に転換したオオクチバスも含め、動植物37種類をリストアップ。全体会合でリストをまとめ、環境省が国民の意見を聞いた上で、最終的に閣議で決定する。
特定外来生物に指定されると、原則として輸入や譲渡、飼育、遺棄が禁じられ、違反は法人で最高1億円の罰金、個人だと3年以下の懲役か300万円以下の罰金となる。