農業に深刻被害 外来水草95%超駆除も「油断禁物」 住民ら、根絶へ刈り取り作業 淡路・本田池

 兵庫県洲本市五色町都志米山の本田池(約1500平方メートル)で、農業などに深刻な被害を及ぼす外来水草ナガエツルノゲイトウの駆除が終盤に入った。今月3~6日の4日間、ボランティアを含む延べ約90人が刈り取り作業をした。2年前に見つかり、池全体に広がっていた。駆除は955%以上進んだが、住民グループは「根絶の確認まで時間がかかる。近くの水田でも見つかり、油断できない」とする。(荻野俊太郎)

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セアカゴケグモ、石川で1年ぶり確認 子どもは咬まれるとまれに重症化する恐れ

 石川県は9日、宝達志水町内で、神経毒のある特定外来生物「セアカゴケグモ」の雌1匹が見つかり、駆除されたと発表した。県内での発見は11例目で、昨年11月16日以来1年ぶり。子どもや高齢者がかまれるとまれに重症化する恐れもあるため、県は注意喚起している。

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地球上最悪の侵略植物「ナガエツルノゲイトウ」 淡路島の池で大量繁殖 農作物に悪影響の恐れ 人間VS植物 出口の見えない戦い

 淡路島の池で「地球上最悪」とも呼ばれる植物が繁殖し、農産物に悪影響を及ぼす恐れがでています。そこで、大規模な駆除作戦が行われました。

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外来種アメリカザリガニ、ウシガエル 親水公園脅かす 環境カウンセラーと市民が駆除活動「生態系や環境、地域単位で考えて」 志布志・有明

 鹿児島県志布志市有明町蓬原の蓬の郷親水公園一帯で、外来生物のアメリカザリガニやウシガエルが繁殖している。捕獲・駆除に取り組む環境省環境カウンセラーで、県外来動植物対策推進員の窪健一さん(73)=同市=は、在来種を脅かす状況に警鐘を鳴らし「身の回りの生態系や環境を地域単位で考えてほしい」と訴える。

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12年ぶり!池の水ぜんぶ抜いて天日干し 大宮公園の舟遊池、ボランティアらが奮闘 数万匹の生物を捕獲

 埼玉県は3、4日、さいたま市大宮区の大宮公園で舟遊池の水質浄化を目的として、池の水をくみ出して生物を捕獲し天日干しする「かい掘り」を12年ぶりに開催した。県から委託を受けたNPO法人、生態工房(東京都武蔵野市)や事前研修を受けたボランティアリーダー、当日参加のボランティアなど約300人が参加した。

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福山港でヒアリ1万匹、国内過去最多…ベトナムで積まれたコンテナから

 環境省は2日、広島県福山市の福山港で荷揚げされたコンテナから、強い毒を持つ特定外来生物のヒアリが1万匹以上見つかったと発表した。国内で見つかったヒアリの数としては過去最多という。

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外来生物問題を「まずは知って、考えるきっかけに」 神戸・外来生物展示センター 来年には施設の拡充も

 農作物を食い荒らすアライグマや、メダカを捕食するオオクチバスなど、全国で「外来生物」の問題が深刻となっているなか、神戸市長田区の「外来生物展示センター」では、農作物被害や、生態系への影響を及ぼしている外来生物問題の啓発活動に力を入れている。

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淀川水系に北陸の淡水魚確認 タナゴの仲間、意図的な放流か

 大阪府の淀川水系で、本来は北陸や山陰に生息するタナゴの仲間「ミナミアカヒレタビラ」を確認したと龍谷大、岐阜大などのチームが27日までに発表した。国内の別の地域から持ち込まれた「国内外来生物」で、意図的に放流されたとみられる。チームは「在来種の減少を招く。安易な放流はしないで」と訴える。

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ザリガニとカエルで「外来生物ラーメン」 山形 食べる駆除協力広がる

 ラムサール条約登録湿地の山形県鶴岡市の大山上池・下池で駆除された外来生物のウシガエルとアメリカザリガニを、地元の飲食店が活用する取り組みが広がっている。元々は食用として国内に入ったにもかかわらず、なじみが薄く普及しなかった。ここ数年、フランス料理の一品やラーメンに使われて身近な食材となり、提供する店舗が増加。売り上げの一部は駆除に充てられ、持続可能な環境保全のサイクルとして注目されている。

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