プレイアースパーク開業へ 南砺市立野原東の農業用ため池「桜ケ池」で17日、池の水を抜いて水質改善や外来種の魚の駆除につなげる「かいぼり大作戦」が行われた。水抜きは25年ぶりで、好天の下、田中幹夫市長ら約50人が参加し、ブラックバスなどを捕獲した。周辺で整備が進む自然体験施設「プレイアースパーク」の来年開業に向け、市民の環境意識を高める試みで、びしょぬれになった親子たちが充実した表情を見せた。
かいぼりは「掻い掘り」と書き、水をいったん抜いて底の泥などを除去する、農業用ため池の伝統的な管理方法。近年は自然に触れる機会として、南砺市のように住民参加を呼び掛ける地域もある。
市が9月4日に水門を開けて水を徐々に抜き始め、「大作戦」当日の17日に準備が整った。桜ケ池は市エコビレッジ構想のモデルエリアに位置づけられており、自然体験施設の整備を進めているゴールドウイン(東京)や、魚津水族館などの関係者が協力した。11月以降に取水を始めるまで、水を抜いた貴重な光景を見ることができる。
桜ケ池は最大水深約24メートル、貯水量145万立方メートルで、灌漑(かんがい)用ため池として1954(昭和29)年に完成した。前回の水抜きは2001年11月に行われ、旧城端町がブラックバスの駆除作業に当たった。
市は年内に、今回の捕獲結果をまとめる。
