大野市の九頭竜ダムで生態系を脅かす「コクチバス」を一斉駆除 繁殖力大きく厄介 県はDNAを採取して生態研究 対策を強化へ

 九頭竜ダムで11日、生態系を脅かす厄介者「コクチバス」の一斉駆除が行われ、地元の漁協やダムの関係者がおよそ100匹を釣り上げました。

 ブラックバスとも呼ばれる特定外来生物のコクチバスは、在来種の稚魚や卵を食べてしまうことから、生態系への影響が懸念され、数の増加が全国的に問題となっています。

 大野市の九頭竜ダムでも2007年から生息が確認されていて、漁協や県の水産課などから50人が参加して、船を使った刺し網をはじめ、湖畔から釣りをして一斉に駆除しました。

■櫻井幹大記者リポート
「けっこう強い引き。魚影が見えてた。釣れたのはコクチバス。エサを投げてから3分ほどでかかった」

 九頭竜ダムにすっかり定着してしまった厄介者のコクチバス。

 県の担当者は繁殖力の強さに手を焼いています。

■県水産試験場 内水面総合センター 頼本 華子 所長
「水の中の白っぽく見えているところがあるが、そこがコクチバスの産卵床。下を掘って卵を産んで、そのあとオスが卵を守る。卵や小さい間に他の魚に食べられてしまうことが少ない」

 11日は半日で103匹を駆除したということで、県ではDNAを採取して生態に関する研究を進め、対策を強化する方針です。

 なおコクチバスは生かしたまま持ち運んだり、川などに放したりすることは法律で禁止されています。

 県水産課によるとコクチバスは食べるとおいしく、淡白でマダイのような味だということです。

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