富士山の生態系を守る 5合目ゲート前に大型マット設置 靴底についた外来植物の種の侵入を防ぐ 山梨・吉田ルート

 富士山の生態系を守るために5合目ゲートなどに靴の土を除去する大型マットが設置されました。

大塚郁弥記者:
「富士山5合目のゲート前です。環境を守るためのマットの敷設工事が始まりました」

 山梨県はセイヨウタンポポやシロツメクサなど富士山に本来生息していない植物の種が持ち込まれ、生態系への悪影響が懸念されることから、5年前、5合目などに靴底の土を落とすマットを設置しました。

 しかし設置場所が登山道わきで使わない人もいたため、今回新たに5合目のゲートに大型マットを設置しました。

 設置したのは縦1.8m、横1.2mのマット3枚で、ゲートを通過する際に必ず踏むことになっています。

 また1合目から登る人への対応で6合目にも同じマットを設置しました。

横浜からの観光客:
「すごくいいことだと思います。富士山を守るためにはそういった取り組みをどんどんしてほしい」

県 自然共生推進課 塩谷正裕課長補佐:
「今後はこのマットを使って防御に努めていきたい」

 マットは靴底の土を除去できる状態を常に維持するため2週間に1度を目安に交換することになっています。

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