川から引き上げられたのは、大きいものだと体長が7メートルを超え、その巨体から“淡水魚の王”とも呼ばれる「ハシナガチョウザメ」です。
くちばしのような長い鼻先が特徴で、中国・長江の固有種です。
しかし、ハシナガチョウザメの姿が確認されたのは、長江の上流で、2003年に釣り上げられたのが最後となりました。
そのハシナガチョウザメについて、国際自然保護連合は22日、「絶滅」したと発表しました。
かつて、ハシナガチョウザメを目撃したという元漁師は、次のように話します。
元漁師:「絶滅はとても残念です。(ハシナガチョウザメは)すごくきれいで、水中パンダとも呼ばれていた」
絶滅の理由について中国メディアは、乱獲に加え、ダムの建設で川の環境が変化したことが影響したと報じています。