環境省は20日、全国の河川や湖沼の水質がどの程度環境基準を満たしているか、国土交通省、各自治体が調べたデータを集計した2004年度の調査結果をまとめ、上位と下位を発表した。
最もきれいだったのは河川で斜里川、沙流川、苫小牧幌内川、苫小牧川、千歳川(以上北海道)、駒込川(青森)のそれぞれ上流。いずれも水質汚濁の指標である生物化学的酸素要求量が、平均値(1リットル当たり)で0.5ミリグラム以下だった。湖沼では鎧畑ダム(秋田)、猪苗代湖(福島)、支笏湖(北海道)、倶多楽湖(同)、綱取ダム貯水池(岩手)の水質が良好だった。
一方、汚濁が最も激しかった河川は前年度と同じく春木川(千葉)。大門川(和歌山)、国分川(千葉)、西除川(大阪)、見出川(同)と続いた。湖沼では佐鳴湖(静岡)、伊豆沼(宮城)、印旛沼(千葉)、手賀沼(同)、長沼(宮城)が下位を占めた。
(共同通信)