干拓地になった琵琶湖の内湖の再生を目指す滋賀県は14日、湿地の再生や活用策に関する国内外の経験や知識を集約するための国際シンポジウムを来年1月28、29両日、大津市内で開くことを明らかにした。関係省庁などと共同開催する。
滋賀県は、県北部のびわ町と湖北町にまたがる「早崎内湖」再生を目的に、跡地の干拓地の約20%に当たる農地約17ヘクタールに2001年から試験的に水を入れる調査を実施。シンポジウムの成果などを踏まえ、来年度半ばまでに事業化計画をまとめる方針だ。
内湖は琵琶湖と水路でつながる周縁の小さな湖。滋賀県は1963年に早崎内湖の干拓を開始。70年に終了し、89ヘクタールの農地ができた。(共同通信)