2005年11月22日

汽水魚:20種が1種に激減 干拓で淡水化が一因−−諫早・本明川/長崎

 諫早市を流れる本明川に生息する魚のうち、汽水(海水と淡水が混じり合った塩分の薄い水)魚の種類が激減していることが、国土交通省の「河川水辺の国勢調査」で分かった。諫早湾干拓事業で湾奥部が閉め切られ、本明川下流が汽水域から淡水域に変化したことが原因とみられている。

 長崎河川国道事務所によると、調査は今年7月と11月に本明川と支流の半造川の計5カ所で実施した。汽水魚は過去3回の調査でトビハゼやスズキなど20種類を確認していたが、今回はクルメサヨリ1種類だけだった。
 一方で、18種類確認された淡水魚のうち、ブラックバスなどの外来魚は5種類で増加傾向にあるという。中でも、タイリクバラダナゴが下流の不知火橋付近で大量に確認された。このほか、エツなどの回遊魚も6種類確認された。【太田誠一】11月22日朝刊(毎日新聞)

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Posted by jun at 2005年11月22日 18:10 in 自然環境関連

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