2005年10月31日

伊勢湾の動植物通じ環境保全探るシンポ 松阪

 【三重県】伊勢湾の動植物を通じて環境保全を考える「志摩半島野生動物シンポジウム」が30日、松阪市嬉野中川町の中川コミュニティーセンターで開かれた。

 自然保護団体の「志摩半島野生動物研究会」と三重大ウミガメ・イルカ調査・保護サークル「かめっぷり」が主催。両団体のメンバーら9人が、来聴者約100人を前に講演した。

 「かめっぷり」の青木至さんはアカウミガメの生態について話し、「浜辺のゴミや開発事業で産卵がさまたげられており、解決すべき問題は多い」と訴えた。同研究会の半田俊彦さんは、伊勢湾で海浜植物が減少している現状を報告し、外来種や植樹が影響しているとまとめた。

 同研究会はアカウミガメの産卵を調査するため、17年前に活動を開始し、8年前から毎年シンポジウムを開いている。 (永山 陽平)(中日新聞)

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Posted by jun at 2005年10月31日 12:01 in 自然環境関連

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