2005年10月09日

ヒメウキクサ 荒池に「緑のじゅうたん」 奈良・奈良公園

 奈良市・奈良公園そばの「荒池」が、“緑のじゅうたん”で覆われている。びっしりと水面を埋め尽くしたのはヒメウキクサ。観光客も思わず「え、芝生なの」と立ち止まる異様さだ。池からは興福寺五重塔を望むことができ、周辺にはホテルや旅館も建ち並ぶ景勝地だけに、県は「最終的にはウキクサを取ってしまうしかないのでは」と対応を検討している。

 荒池は約2万1600平方メートルの農業用ため池で、地元の水利組合が所有する。県はヒメウキクサ大発生を8月ごろ確認し、調査に乗り出したが、原因は不明という。担当者は「昨年、コイヘルペスが発生したため魚を駆除し、水草を食べるコイがいなくなっていることは確か」と話している。【森園道子】(毎日新聞)

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Posted by jun at 2005年10月09日 10:00 in 自然環境関連

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