2005年10月08日

「黄金ナマズ」引き取って 大津 池での越冬も検討

 大津市瀬田南大萱町のびわこ文化公園の池で6月に見つかり、「黄金ナマズ」として話題を集めたヨーロッパオオナマズの引き取り先がいまだに決まらない。池を管理する県公園緑地事務所は近県の水族館に引き取りを打診したが、「水槽がない」などの理由で断られた。「できれば生かしてやりたい。もう少し時間をかけて引き取り手を探したい」と、池で越冬させることも検討している。

 ヨーロッパオオナマズは欧州各地に生息し、カエルやエビなどを食べ、最大で全長5メートル、体重300キロに成長する。見つかったのはメラニンなどの色素を欠いた突然変異の「アルビノ」で、ペットが放されたとみられる。
 事務所側は大阪や三重など5府県の水族館に引き取りを頼んだが、「水槽に余裕がない」「展示のコンセプトと合わない」「天然のアルビノか分からない」などの理由で引き受けてもらえなかった。愛好家から申し出はあったが、責任を持って飼育する施設に引き取ってもらう方針を伝え、断ったという。
 同事務所の三田村治所長は「今のところ、ナマズは池のコイを食べるなどの問題を起こしていない。外来種とはいえ、生き物に変わりはない。水族館に再度依頼して、飼育場所を見つけてやりたい」と話している。(京都新聞)

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2005年10月08日 16:05 in 魚&水棲生物

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