富士河口湖町の河口湖漁協(三浦和政組合長)は、15日に開いた理事会で、今後の淡水真珠の養殖、販売事業からの撤退を決めた。三浦組合長は「採算が取れず、事業を継続するのが難しい」と理由を説明している。
同漁協は03年に真珠の試験販売を始め、04年度に養殖免許を得て、正式販売と、母貝を販売し、成熟真珠を渡す「オーナー制度」をスタート。現在、7-800個の在庫があり、処分について継続販売も含めて今後検討するという。
同漁協は今年3月、過去に、養殖免許がないまま、真珠の養殖を行ったことを県から指摘され、7月には、養殖した真珠の販売店が販売表示に問題があるとして県から指導を受けているが、三浦組合長は「今は養殖免許もあり、今回の決定は県の指摘や指導とは関係ない」と説明した。【吉見裕都】
(毎日新聞)
Posted by DODGE at 2005年09月21日 12:10 in 内水面行政関連