2005年09月12日

寺院公開や伝統工芸体験など多彩に 下京門前町ルネッサンス

 東西両本願寺の門前町として伝統文化をはぐくむ地域の魅力に触れてもらう第5回「下京門前町ルネッサンス」が11日、京都市下京区一帯で開かれた。寺院の特別公開や市民参加のフリーマーケット、伝統工芸体験など多彩な催しがあり、観光客ら多くの人でにぎわった。

 新たなにぎわいづくりを目的に、住民たちでつくる「下京・町衆フォーラム」と区役所が開いている。
 今回は、西本願寺の飛雲閣や書院など日ごろ見学できない建物のほか、現在、修復が進む東本願寺御影堂の見学もあり、多くの人が集まった。
 渉成園と西本願寺聞法会館では、京扇子や念珠、表具など伝統工芸に携わる地元の職人さんたちが実演と体験コーナーで細やかな職人技を披露した。このうち金箔(きんぱく)押しでは、伝統工芸士の五明久さんが、日常の仕事の手順や道具も紹介しながら、越前漆器の小皿で箔押しを手ほどきした。桜の模様を仕上げた徳島市の小林博子さん(52)は「いい思い出ができました」と笑顔だった。
 東本願寺前では、お堀を通して環境と地域防災について考える「お堀探検」もあり、お掘で生け捕ったブラックバスの展示や、お堀の水を使ったバケツリレー体験に、道行く人たちが足を止めていた。(京都新聞)

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Posted by jun at 2005年09月12日 00:38 in ブラックバス問題

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