渇水で貯水率が0%に落ち込んでいた四国最大の水がめ、早明浦ダム(高知県)は、台風14号の影響による大雨で周辺河川から大量の水が流入したため、6日午後8時ごろ、貯水率が100%まで回復した。
国土交通省四国地方整備局によると、100%になったのは約4か月ぶり。
香川、徳島両県に生活用水を供給している同ダムは、梅雨時期に雨が少なかったことなどから、慢性的な渇水状態が続き、8月19日には1994年の大渇水以来、11年ぶりに貯水率がゼロとなっていた。
このため、香川県内では、プールの使用中止など節水を進めたほか、発電用水の緊急放流が行われていた。(読売新聞)