2005年08月24日

アユモドキ:国の天然記念物、人工繁殖に成功−−瀬戸町など /岡山

 瀬戸町は22日、国の天然記念物「アユモドキ」の人工繁殖に成功したと発表した。アユモドキはドジョウの仲間だが、形や色がアユに似ていることからその名が付いた。県内の一部河川と琵琶湖、淀川水系のみに生息し、環境省のレッドデータブックの絶滅危惧(きぐ)種に記載されている。

 人工繁殖は今年度の国庫補助事業で、岡山淡水魚研究会やキリンビール岡山工場(瀬戸町万富)が協力。工場の施設を利用し、6月17日〜8月5日に4回に分けて実施。ふ化したのは受精卵約10万個のうち約400匹。
 実務を担当する同研究会の阿部司さん(23)は「やや小ぶりだが、器官は順調に生育している」と話した。9月下旬から工場に併設するキリンビアパーク岡山で、人工繁殖させたアユモドキの常設展示も予定している。【横山三加子】

(毎日新聞)

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Posted by DODGE at 2005年08月24日 11:42 in 魚&水棲生物

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