トンボの幼虫を食べるなど生態系に影響を与えるアメリカザリガニを、ビオトープから釣り上げる催しが20日、京都市下京区の梅小路公園「いのちの森」であり、夏休み中の子どもと保護者35人が参加した。
市都市緑化協会が毎年行っている「夏休み親子自然観察会」。「いのちの森」のビオトープには当初、アメリカザリガニはいなかったが、近年、爆発的に繁殖しているという。
参加した子どもたちは、スルメをくくり付けた糸を池に垂らして、ザリガニをタイミングよく釣り上げていた。釣り上げたザリガニは、別の池に移し替えるなどした。
親子で参加した七条第三小1年の高井友輝君(6つ)は「ザリガニがスルメをはさみではさんで、少し待ってから引き上げるのがコツ」と話し、弟と一緒に2、30匹を釣っていた。
(京都新聞)