県琵琶湖・環境科学研究センターは、職員が出向いて琵琶湖の研究について説明する「出前講習会」を始める。同センターの研究成果を、広く知ってもらう狙いで、学校や市民団体などが希望するテーマに応じ、専門の職員を派遣、無料で分かりやすく解説する。
同センターでは、自律型潜水ロボット「淡探」による湖の水質やプランクトン調査のほか、内湖や生態系、大気汚染の調査などを行っている。センター開設を機に、県民の環境保全活動への支援を強化しようと、職員48人がそれぞれの専門分野を直接語る場を設けることにした。
対象は県内の学校や公民館、自治体、NPO法人(特定非営利活動法人)など。派遣する職員や日程、場所などは事前に相談して決める。館内の交流実験室や会議室を使った講習の申し込みや琵琶湖や自然保護に関する相談、館内見学も受け付けている。問い合わせは同センターTEL077(526)4801へ。(京都新聞)