2005年06月06日

水質汚染や外来魚の食害対策を報告 草津でフォーラム、研究者ら150人出席

 滋賀県草津市の国際湖沼環境委員会(ILEC)は4日、世界の湖沼が抱える課題や環境保全策を分析するプロジェクトの終了記念フォーラムを、同市の琵琶湖博物館で開いた。アジアやアフリカの各国から、深刻な水質汚染や外来魚の食害に関する対策が報告された。

 プロジェクトは、ILECが2003年から実施し、28カ所の湖沼について、途上国を中心とする57カ国から提出されたリポートを基に、湖沼の開発と保全の在り方を検討してきた。
 フォーラムには、世界銀行幹部や日本の研究者ら150人が出席した。中国やインドなど6カ国の政府の湖沼管理担当者や研究者が、それぞれの取り組みを発表した。
 ケニアのヴィクトリア湖について、同国政府のジョージ・クローダ水資源灌漑(かんがい)省次官は「大型外来魚のナイルパーチが在来種の魚類を食い荒らし、駆除に苦心している」と報告した。また、フィリピンの政府関係者は、地元企業に費用を負担させて、水質悪化が進む同国のラグナ湖の浄化に成功した事例を発表した。(京都新聞)

+Yahoo!ニュース-京都新聞-

Posted by jun at 2005年06月06日 13:32 in ブラックバス問題

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