2005年06月06日

「人と自然の共生」でシンポ開く 滋賀県立琵琶湖博物館

 人と自然の共生について考えるシンポジウムが5日、滋賀県草津市下物町の県立琵琶湖博物館で開かれた。参加者らは、生物の多様性を保全する取り組みなどについて理解を深めた。

 外来魚の再放流の禁止を定めた琵琶湖レジャー利用適正化条例の施行から3年目を迎えたのを機に、県と同博物館が主催した。市民ら約130人が参加した。
 伊藤秀三・長崎大名誉教授が「生物多様性の不思議さ、面白さ」と題して講演。「自然は人に役立つ『資源』であると同時に、次世代に受け継ぐ『資産』であり、同時代に生きる『同胞』」とし、「ペットや外来種を放たない、野生の動植物を交雑させないなど、市民レベルで生物の多様性を保全する取り組みが必要だ」と訴えた。
 この後、「生物からみた共生」「レジャーからみた共生」のテーマごとに、講演やパネルディスカッションが行われ、参加者らは、生物、人それぞれの観点から目指す共生について学んだ。(京都新聞)

+Yahoo!ニュース-京都新聞-

Posted by jun at 2005年06月06日 14:28 in ブラックバス問題

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