本格的な観光シーズンを前に、水難事故を未然に防ごうと富士吉田署は21日、警備艇の出艇式を行い、湖上のパトロールを始めた。河口湖、山中湖、本栖湖にそれぞれ配置された計3台の警備艇で、行楽シーズンの終わる11月下旬まで毎日行われる。
式では、民間のボート業者などに委託した水上安全指導員や消防団幹部15人を前に、進藤元男署長が「無事故を目指しましょう」と訓示。警備艇「第2ふじざくら」や指導員所有のボート計9台で湖上パレードを行い、ボート利用者に安全を呼びかけた。同署によると、富士五湖では過去5年間で17件の水難事故が発生、8人が死亡している。
◇河口湖交番を移転
また、同署は効果的な治安確保に向け、同町船津の河口湖交番を、より人目につく同町浅川の河口湖臨時警備派出所に試験的に移転させた。
同署によると、臨時派出所は観光シーズンの7〜9月のみ警察官が勤務していたが、交通量の多い国道137号に面し、隣接する県営駐車場での騒音の苦情などもあり、必要性が高いと判断した。防犯効果があれば恒常的な運用を検討するという。【吉見裕都】
(毎日新聞)
Posted by DODGE at 2005年04月24日 21:24 in 内水面行政関連