2005年04月24日

琵琶湖のボート衝突死傷事故:主催者など、事前協議で航行規制を検討 /滋賀

 守山市沖の琵琶湖で「世界花火大会滋賀」を見物に来ていたプレジャーボートが定置網の「えり」に衝突し、2人が死傷した事故で、守山会場の主催者と県警との事前協議で、湖上の航行規制が検討されていたことが、22日分かった。主催者側はえりが多く危険なため規制を求めたが、最終的に見送ったという。

 会場周辺は湖上でも特にえりが集中する地帯。主催者は15隻の船で、花火打ち上げの台船周辺や、危険なえり5カ所を警戒したが、事故現場は台船から約4キロ離れ、警戒対象外だった。警戒のための船は当初10隻を予定していたが、12日夜に主催者が船で会場周辺に出たところ、えりが見えにくいなど危険を察知。急きょ数を増やした。
 大津市で夏にある「びわ湖大花火大会」では、01年に一部エリアで船舶の航行を禁止するまで、約500隻が湖上で見物していたという。今回の「世界花火大会」では、大津会場で規制を実施したが、守山会場では多数の船が集まると考えづらく、「規制になじまない」との結論が出たという。【小松雄介】

4月23日朝刊
(毎日新聞)

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Posted by DODGE at 2005年04月24日 21:16 in 自然環境関連

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