2005年03月04日

<ブラックバス>特定外来生物の選定 意見募集10万件突破

 ブラックバスの一種であるオオクチバスの指定リスト入りが決まった「特定外来生物」の選定について、環境省が意見募集(パブリックコメント)したところ、2日の締め切りまでに約10万1000件もの回答があった。

 総務省が把握する99年4月以降では、閣議決定に基づく規制の設定などについてのパブリックコメントとしては最多。各省庁が独自に実施したものを含めると2番目の多さという。
 総務省行政手続室は「最近にない異例の多さで、国民の関心の高さを示している」と話す。
 パブリックコメントは2月3日〜3月2日に実施した。環境省によると郵送分がまだ含まれていないため、さらに増える見通し。「オオクチバスに関するものが多い」という。同省は約1カ月間かけてパブリックコメントの内容を整理し、指定リストに反映すべきかどうか判断する。【河内敏康】(毎日新聞)
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「特定外来生物に10万超の意見=オオクチバス問題が影響−環境省」
 輸入や飼育を規制する「特定外来生物」の指定候補になっている37種類の動植物について、環境省が国民から意見を募る「パブリックコメント」を行ったところ、約10万1000件の意見が寄せられたことが3日分かった。オオクチバス(ブラックバス)をめぐる意見が大半とみられる。
 同省が近年行ったパブリックコメントでは1万件が最高で、今回は異例の多さ。同省は1カ月程度で意見を整理した上、特定外来生物の指定について、4月下旬の閣議決定を目指す。(時事通信)
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「外来種規制に反対意見殺到、大半がオオクチバス関係」
 ルアー釣りで人気のオオクチバスなど37種類を特定外来生物被害防止法の規制対象に選定したことについて、環境省が一般意見を募集したところ、1か月間で10万件を超える異例の反響が寄せられ、その大部分がオオクチバスの「規制反対」意見となっていることが3日、同省の集計でわかった。
 日本釣振興会や釣り雑誌が、反対意見の提出を呼びかけた“効果”ともみられる。
 寄せられた意見の分析には1か月以上かかる見込みだが、ほとんどは「大臣の一言で選定が決まり、議論が不十分」などオオクチバスを規制対象とすることに反対する内容という。オオクチバスは、釣り人に人気だが、在来魚などを食い荒らし、外来種問題の象徴となっている。
 炭谷茂・事務次官の話「意見の数で判断するのではなく、内容をよく見て対応していきたい」(読売新聞)
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「オオクチバス指定についてが大半 環境省のパブリックコメント」
 環境省の炭谷茂事務次官は3日午後の会見で、生態系への影響がある外来種の輸入や移動を禁ずる「外来生物被害防止法」に対する国民からの意見募集(パブリックコメント)に約10万1000通が寄せられたことを明らかにした。ほとんどがオオクチバスの指定に関する意見で占められているという。
 炭谷次官はこれらの意見について「背景を十分に分析することが重要」とし、特定外来生物の最終指定には、数より「意見の内容」を反映させる姿勢を示した。
 パブリックコメントは2月3日から3月2日まで郵送とファクス、インターネットで行われた。集計には約1カ月必要としている。(京都新聞)
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Posted by jun at 2005年03月04日 02:17 in ブラックバス問題

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