2005年01月20日

オオクチバスは指定先送り 外来種被害防止法の対象種

 日本固有の生態系を守るため「外来種被害防止法」の規制対象種の選定を進めている環境省は19日、専門家グループの会合を開き、6月予定の法施行時の第1陣リストに、ブラックバスの一種オオクチバスを盛り込まないことを決めた。

 「釣り人の協力を得る必要がある」と、指定に反対する釣り業界に配慮した。同省は調査委員会を設置し半年をめどに指定に向けた検討を進める考えだが“外来種問題”の象徴的な存在であるオオクチバスの指定先送りは賛否論議を過熱させそうだ。
 専門家会合では(1)生態系への被害は否定できない(2)人為的に水域に持ち込まれていると推定するのが妥当(3)外来種被害防止法の枠組みが有効−−との報告をまとめることで合意。「これ以上の分布拡大防止は共通認識」との表現も盛り込んだ。(共同通信)

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Posted by jun at 2005年01月20日 01:14 in ブラックバス問題

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