ヒアリ「定着化に向かいつつある」 沖縄で研修会

 3年前に国内で初めて確認された特定外来生物・ヒアリに関する研修会が那覇市で開かれた。


 攻撃性が高く定着すると農業にも大きな影響を与えるヒアリは、国内では2017年に兵庫県で初めて見つかり、これまでに16の都道府県で確認されている。
 空港の関係者や保健所の職員が参加した研修会では、3種類のアリの標本とルーペを使って体のこぶなどの特徴からヒアリの識別法を実習した。
 沖縄では未確認だが県外では今年も16回見つかっていて、講師を務めた沖縄科学技術大学院大学の吉村正志博士は「県外ではヒアリが定着に向かいつつある」と危機感を示し、関係機関が連携して対処する重要性を強調した。
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