身近にもいる外来生物 自然や暮らしへの影響は?「あなたのとなりのエイリアン」展(島根・大田市)

島根県内にも生息する外来生物を紹介する企画展が、大田市で開かれています。外来生物による自然や暮らしへの影響について考えます。

タヌキによく似た顔立ちで、かわいいイメージの「アライグマ」。アニメの主人公としてブームになったのをきっかけに海外から持ち込まれ、ペットとして飼われていたものが捨てられたり、逃げ出したりして、今では野生化しています。

大田市の三瓶自然館サヒメルの春の企画展「あなたのとなりのエイリアンー島根の外来生物たち」。

島根県内にも生息する動物や植物の外来種を紹介し、生態系や人間の暮らしへの影響について考えてもらおうと企画されました。

こちらは南アメリカ原産の大型のネズミ「ヌートリア」。毛皮を取るため、昭和の初めに輸入されましたが、その後、野生化し、繁殖。水辺に近い土手や田畑に生息し、農作物だけでなく、希少な在来の水草への影響も懸念されています。

会場には、見た目が似ている植物や動物を比較し、どちらが外来種かを当てるクイズや、学芸員が撮影した外来生物の写真を展示するコーナーが設けられ、楽しみながら、多くの「エイリアン」=外来生物が、身近なところにもいることに気づかされます。

この企画展は、5月29日まで開かれています。

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