繁殖力がとんでもない外来肉食魚コウライオヤニラミ、大淀川(鹿児島、宮崎)で爆増中 上流域でも生息確認

 鹿児島、宮崎両県を流れる大淀川(延長107キロ)の環境問題について学ぶ「大淀川環境大学」が15日、都城市の南九州大学都城キャンパスで開かれた。同川上流域で爆発的に増えている、外来肉食魚コウライオヤニラミに関する複数の調査研究報告があり、参加者約90人が実態を共有した。

 宮崎県水産試験場内水面支場の田口智也支場長は、支川・萩原川の1.5キロ区間で、2024年9月から1年間、毎月採捕調査を実施した。捕獲した1187匹で生殖腺を調べた結果、産卵期は3月下旬~6月下旬と推察。「生まれて1年で繁殖可能になり、1匹の雌が1シーズンに複数回産卵する可能性もある」と、強力な繁殖力の実態を明らかにした。

 南九州大学環境園芸学科4年の鵜飼優文さんは、3支川での生息調査で、調査記録がなかった上流域に生息域が広がっていることを確認できたとして、「盆地全域における早急なモニタリング調査が必要だ」と訴えた。

 大淀川環境大学を主催し、同魚の駆除活動にも取り組むNPO法人都城大淀川サミットの宇都年文理事長は「調査の進展により、産卵期前の駆除など、効果的な対策のあり方も見えてきた。対応していきたい」と述べた。

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