大型の外来肉食魚「コウライオヤニラミ」群馬で発見 国内2カ所目

 環境省は、生態系への悪影響が強く懸念されている外来の大型肉食魚「コウライオヤニラミ」が群馬県の利根川水系で見つかったと発表した。宮崎県に続き、国内では2カ所目。放流の影響が疑われる。

 同省が実施する自然環境保全基礎調査で、2023年9月と24年7月に利根川水系の鮎川でコウライオヤニラミのDNAを検出。さらに、24年10月に同省生物多様性センター職員らによる調査で1個体が捕まった。

 同省によると、状況から鑑みて放流が疑われる。生息数や繁殖の状況などはわかっていないが、現在でも生息している可能性があるとみて調査を続けている。

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