アメリカザリガニとマコモ、何だって乾麺に 鶴岡・自然交流館が製品化

 鶴岡市自然学習交流館ほとりあは、湿地の環境保全を目的に駆除したアメリカザリガニや、刈り取ったイネ科のマコモの粉末をそれぞれ練り込んだ乾麺「ざりっ粉(こ)めん」「マコモめん」を1日に発売した。

 同館では2014年の開館以来、近くの都沢湿地の保全に向け、捕獲した外来生物や刈り取った植物の資源化に取り組んでおり、今回もその一環。粉末化したものを乾麺に練り込むのは初めてで、市内の製麺業者の富樫製麺とすがわら製麺の協力で実現した。

 ざりっ粉めんはカルシウム、マコモめんは美肌効果があるとされるビタミンAが多く含まれる。うどんやパスタ、ラーメンのほか、素揚げして菓子として食べるのもお勧めという。

 地域おこし協力隊で同館自然学習交流推進員の高橋夏音(なつね)さん(25)も製品化に携わり「ぜひ手に取り、湿地保全に興味を持ってもらえたらうれしい」と話している。ざりっ粉めんは100袋、マコモめんは380袋限定で、いずれも1袋180グラム入り350円。購入数によって割引もある。問い合わせは同館0235(33)8693。

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