強い繁殖力、耳腺から強力な毒も 小浜島で外来カエルを初確認 生態系に悪影響の恐れ 沖縄

 環境省沖縄奄美自然環境事務所は16日、竹富町小浜島で特定外来生物のオオヒキガエルの目撃情報があったと発表した。小浜島での同種の確認は初めて。16日午後7時時点でこの個体は捕獲されておらず、定着を防ぐため情報提供を呼びかけている。

 オオヒキガエルは中南米原産の大型のカエルで、耳腺から強力な毒を分泌することから、イリオモテヤマネコをはじめ在来生物への悪影響が懸念されている。繁殖力が強く生態系に影響を与える恐れもある。

 県内ではサトウキビ畑の害虫駆除のために持ち込まれ、石垣島では全域で見られる。4日に小浜島の「ちゅらさん広場」付近の路上で1匹を目撃したとの通報があった。

 姿や鳴き声、卵などの情報提供は石垣自然保護官事務所、電話0980(82)4768まで。(社会部・普久原茜)

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