地域みんなで外来種駆除 佐大熊大作戦実行委 コミュニティづくりきっかけに

 奄美市名瀬の佐大熊緑地で16日、地域住民による外来種アメリカハマグルマの駆除が行われた。約100人が参加して1時間ほど作業を行い、汗を流した。終了後はかき氷が振る舞われ、みんなで味わいながら交流を深めた。

 佐大熊に住む有志数名が集まり、佐大熊大作戦実行委員会(SDDs)をつくって初めて企画した。「団地が多く、コロナ禍でなかなか顔を合わせる機会もないので、子どもも大人も顔がわかるようなコミュニティづくりのきっかけにしたかった」と実行委員の町ゆかりさん(54)。黒潮第1自治会や伊津部小学校などが中心となって参加の呼び掛けを行い、資金は自治会から協力を得た。

 アメリカハマグルマは熱帯アメリカ原産の緊急対策外来種。6~10月に黄色い花を咲かせるつる性の植物で、日当たりのよい場所を好み、葉は水かきのある鳥の足のような形をしている。7年前から毎週土日祝祭日の朝に佐大熊緑地付近を清掃している佐大熊緑地クリーン隊(山元孝子隊長)が、子どもたちに指導し、みんなでアメリカハマグルマを駆除してビニール袋に回収していった。

 「いちばん長いアメリカハマグルマを採った人はかき氷2杯!」のゲームがあり、子どもたちが長さを競う場面も。最も長かった230センチを採った安部結月さん(伊津部小3年)は「たくさん採った。一番になれてうれしかった」と笑顔で話した。

 終了後はみんなでご褒美のかき氷。この日は暑かったのでとりわけおいしく、とても満足そうだった。

 参加した山田悠貴くん(伊津部小6年)は「学校で外来種のことは習っていたが、駆除は初めて。花の根は少し硬かったけど、簡単に採れた。根から採ることが大事だとわかった。かき氷もおいしかった」と話した。

 実行委員の原口洋一郎さん(45)は「どのくらい集まるか心配だったが、たくさんの人が来てくれて感謝。参加した人が自分たちの町について考える機会になれば。これからもこのような企画を考えていきたい」と語った。

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