2005年12月27日

早崎内湖:再生へ、検討委設置 学識経験者ら36人、初会合−−県 /滋賀

 干拓地を内湖に戻す構想が進んでいる早崎内湖(湖北町、びわ町)について、今後の内湖再生事業計画や再生後の維持管理方法を検討しようと、県は「早崎内湖再生計画検討委」を設置し、このほど、県庁で初会合を開いた。

 早崎内湖は広さ約89ヘクタール。1963〜70年に干拓され、水田として利用されてきた。生物多様性の実現や水質浄化、洪水調節など、内湖の持つ多面的な機能や価値の再評価が進んだことから、01年11月に「内湖機能の再生の可能性を検討するため」として17ヘクタールに試験湛水。年間を通じて水のある状態にして、季節や年ごとの動植物の変化などの観察を続けている。
 検討委は、学識経験者や関係機関、地元地域の代表者ら36人で構成。この日、委員長に自然再生に詳しい島谷幸宏・九州大大学院教授、副委員長に内湖研究を進めている西野麻知子・琵琶湖・環境科学研究センター総括研究員を選出した。今後、現地でも会合を開くなどしながら、具体的な計画作りを進める。【森田真潮】

(毎日新聞)

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Posted by DODGE at 2005年12月27日 11:10 in 自然環境関連

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