2005年12月15日

魚泳ぐ水路 再現しよう 琵琶湖沿岸の水田、昔の姿に

 滋賀県湖東地域振興局は17日、彦根市田附町の水田で行う生態環境を再現し、魚道を設けるという取り組みへの参加者や見学者を募っている。田園振興課は「安全なコメづくりにもつながる。消費者も含め多くの人に知ってもらいたい」と話している。

 県は2001年度から琵琶湖沿岸で、水路がコンクリートで覆われる以前の水田の環境を取り戻す「魚のゆりかご水田推進プロジェクト」に取り組んでいる。その一環として、彦根市内でも04年度から新海町など市内3カ所の水田に、地元住民とともに魚道を設け、琵琶湖の魚類が水路や川を遡上(そじょう)して水田で産卵や繁殖していた、という生態系を再現した。
 4カ所目となる田附町の湖岸道路近くの水田では17日午前9時から正午までの間、地元住民と県立大生ら約50人が、幅50センチの排水路のうち10メートルを区切り、木製のくいや板で7段の段差を設ける。素材には間伐材を用いる。当日は参加無料。小雨決行。問い合わせは田園振興課TEL0749(27)2222。(京都新聞)

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Posted by jun at 2005年12月15日 13:52 in 自然環境関連

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