2005年12月01日

コイヘルペス:感染コイの捕獲開始、他魚種も無差別焼却−−郡山/福島

 郡山市中心部に水道水を給水する豊田浄水場貯水池のマゴイがコイヘルペスウイルス(KHV)に感染した問題で、市水道局は28日、コイの捕獲を開始した。同局によると、捕獲されたのはコイ約1・2トン(約2000匹相当)で、フナやブラックバスなども含まれていた。同局は「見分けがつかない」との理由でコイ以外の魚も焼却処分した。

 捕獲作業を行ったのは、委託を受けた阿武隈川漁業協同組合員。11日からの排水で、水位が下がっていた池に地引き網を入れ、約3時間かけコイを追い込み捕獲した。同局は、この日で全量の8割を捕獲したと見ており、30日に再度捕獲を行う。12月中旬以降に水をすべて抜いて3度目の捕獲を行った後、池を天日干しにして殺菌する。
 同池は、約2万6000世帯に給水していたが、感染の恐れが分かった6月30日以降、「KHVは人間に感染しないが安心のため」として、水を一切使用せず、水源の猪苗代湖から取水した水を直接ろ過する方式に切り替えていた。
 また、コイのKHV感染が判明している同市開成山公園内にある五十鈴湖のコイの捕獲は12月1日以降に行われる。【福沢光一】11月29日朝刊

+Yahoo!ニュース-福島-毎日新聞

Posted by jun at 2005年12月01日 17:12 in KHV関連

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