コイヘルペス：天然マゴイから陽性反応−−福山の福川　／広島

　県水産振興室は4日、福山市山手町の福川で死んだマゴイ1匹からコイヘルペスウイルス（KHV）の陽性反応が出たと発表した。県内でのKHV確認は9例目だが、川で天然のマゴイから確認したのは初めて。

　同室によると、今月2日、近くの住民から福山市に通報があり、県などが確認したところ、同川や同じ芦田川水系の瀬戸川で、2、4両日に計８匹の死んだマゴイが見つかったという。そのうち1匹を回収して調べたところ、KHVが確認された。同室は残り7匹を5日にも回収する。
　県内水面漁場管理委員会は同日、芦田川水系からのコイの持ち出しや放流を1年間禁止した。同委員会の指示に違反し、県が命令しても従わなかった場合、漁業法の規定に基づき、1年以下の懲役または50万円以下の罰金に問われる。
　同町では先月、町内の養殖業者の養殖池で、ニシキゴイ12匹からKHVが確認されている。【田中博子】

（毎日新聞）

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Posted by DODGE at 2005年11月07日 10:10 in KHV関連