2005年10月16日

外来魚ノーリリース券本年度限り 来年度は新たな方法で事業継続

 琵琶湖でブルーギルやブラックバスを回収した量に応じて商店などで使える金券を渡す「ノーリリースありがとう券」事業について、本年度で廃止する滋賀県は、来年度以降も再放流禁止の取り組みをさらに広げるため、新たな方法で同様の事業に取り組むことを検討している。

 県は財政難などを背景に事業廃止を決めた。しかし、駆除に効果を上げていることや、ノーリリースを実践する釣り人が県の調査で約6割にとどまっていることを踏まえ、事業の在り方を再検討することになった。
 新しい事業は、ありがとう券と同様に、外来魚を駆除した市民に対して金券を渡す方法を基本とする方向で、詳しい事業内容などを協議している。回収した外来魚を有機肥料として県内農家で野菜栽培に活用する仕組みは維持する方針だ。
 ノーリリースありがとう券事業は2003年度、条例に定めた外来魚の再放流禁止を広く知ってもらい、釣りを楽しむ人々に駆除の協力を求める目的で始まった。本年度は外来魚500グラムにつき50円相当の券を渡していた。回収量は本年度の11.4トンを含めて、3年間で合計55トンに上った。
(京都新聞)

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Posted by DODGE at 2005年10月16日 10:45 in ブラックバス問題

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