滋賀県琵琶湖・環境科学研究センターの自律型潜水ロボット「淡探(たんたん)」が4日から志賀町沖の琵琶湖で行方不明になっていた問題で、同センターは6日、自然浮上した「淡探」を発見し、2日ぶりに回収した。
センター職員が同日午後5時半ごろ、音波探査装置で捜索中、交信が途絶えた地点から約200メートル西の水深約18メートル付近で船影を見つけた。別の水中探査ロボットで探索中に浮上を始め、午後7時ごろ「淡探」と確認した。
「淡探」の撮影した水中カメラの画像にはロープ(直径12ミリ)の一部が映っていた。同センターは、「淡探」は4日に湖底から浮上する際にロープに引っ掛かった可能性が高く、浮上するために鉄製の重りを外していたため、6日になって自然に浮上したとみている。(京都新聞)