2005年10月06日

河川改修でチェックリスト 環境重視の川づくり徹底

 国土交通省は5日、水辺の生き物に配慮した環境重視型の川づくりを徹底させるため、川と陸地が護岸ブロックで遮断されていないかなど、河川改修に当たってのチェックリストを作成する方針を決めた。省内に設置された専門家委員会が2005年度内にまとめる。

 旧建設省は1990年に、河川改修では改修前の蛇行形状や多様な川幅をできるだけ生かし、魚の産卵場所などを守るよう求める通達を都道府県などに出した。しかし、手法を明示しなかったこともあり、その後も景観に合わないコンクリートむき出しの改修例などが絶えないという。
 委員会では、北海道の茂漁川や神奈川県の和泉川など岸辺の緑地を生かした改修の好例などを基に、今後重視すべきチェック項目を検討。現在は年間約4000件ある改修工事のうち6割ほどでしか行われていない流域の生態系調査を義務づけることも検討する。
(共同通信)

+Yahoo!ニュース-社会-共同通信

Posted by DODGE at 2005年10月06日 12:54 in 自然環境関連

mark-aa.jpg