2005年09月25日

蛯原さんが逆転優勝でクラシック初制覇/W.B.S.クラシック:最終日

wbsclassic052-1.jpg 霞ヶ浦で開催されていたW.B.S.クラシック2005は全日程を終了した。19名の出場選手はウエイイン会場である土浦新港に午前5時に集合。台風17号の接近により、港内の水も波立つほど強風が吹き抜けていた。大会オフィシャルは早朝ミーティングで現在の台風の位置とその後の進行方向、規模などを説明。その上で選手たちにこの日大会開催が可能か、競技時間の短縮などの是非を問うと、選手から「通常どおりの大会進行を」との声があがる。これにより、大会2日め(最終日)開催が決定。選手は港を出た瞬間から荒れ狂う大波と苦戦しながら各エリアに向かった。太平洋から吹き付ける暴風で湖上では2mを越える大波のエリアもあり、多数の選手がマイエリアに向かうことができず、ほとんどが西浦内でゲームを展開。その結果、パターンの成立が難しくなりローウエイトが続出した。そんな中、大荒れの西浦を横断し花室川へ向かった蛯原英夫さんが6尾で3870gをウエイイン(トータル8890g)。クラシック初制覇を成し遂げた。蛯原さんは今シーズン、シリーズ4戦中3試合を2位でフィニッシュ。年間成績に関しては3年連続2位。しかも今大会初日も2位で折り返したため、「この一戦も2位で終わるんじゃないのか!?」と囁かれていたが、見事、自力で汚名を返上。蛯原さんも「よきライバル」と呼ぶ大藪厳太郎さんと抱擁し、友の勝利に祝福の涙を共に流した。

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Posted by DODGE at 2005年09月25日 20:00 in スナップショット, 国内トーナメント

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