2005年08月16日

目指せ、シジミ産地ピタリ 島根の試験場が取り組み

 粒が大きく味の良さで知られ、国内生産の4割を占める宍道湖ブランドのシジミを偽装から守ろうと、島根県内水面水産試験場(島根県出雲市)が、DNAで産地を判別する取り組みを進めている。
 産地の違う同一種の見分けは極めて難しいが、安木茂主任研究員(40)は「どの種類、産地も見分けられるようにしたい」と意気込んでいる。

 同試験場によると、シジミの筋肉から取ったミトコンドリアDNAに電気を流すと種類によって反応のパターンが異なる。昨年、水産総合研究センター養殖研究所(三重県)が技術を実用化。これまでに宍道湖などのヤマトシジミと琵琶湖のセタシジミ、中国、北朝鮮のシジミの計4種類を判別した。
 同試験場はこの技術を使い、国内各地や輸入量の多い東アジア、ロシアのシジミを集め、産地ごとの見分け方を調べる計画だ。(共同通信)

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Posted by jun at 2005年08月16日 11:19 in 魚&水棲生物

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