霞ケ浦で14日、関西地方などに生息するタウナギが発見された。土浦市内で釣りをしていた神奈川県海老名市の男性(65)が釣り上げた。市民団体「霞ケ浦市民協会」の沼沢篤主任研究員は「霞ケ浦で見つかるのは非常に珍しい」と驚いている。
県霞ケ浦環境科学センター(土浦市沖宿町)によると、タウナギはウナギとは別種で、朝鮮半島、中国が原産。日本では関東地方より西の川や沼に生息している。背中は黄褐色で黒っぽい斑点があり、腹は橙(だいだい)色。ウナギは海水と淡水の両方で生活するが、タウナギは淡水のみで生活。胸、腹、尻にひれがなく、口の粘膜を使って呼吸する。
沼沢主任研究員は「流入経路は不明だが、生息数も少なく、生態系に与える影響はないと思う」と話している。同センターで今後、管理方法について検討するという。【三木幸治】
(毎日新聞)
Posted by DODGE at 2005年06月18日 12:52 in 魚&水棲生物, 自然環境関連