2005年06月05日

外来魚、琵琶湖周辺にも 滋賀県調査、密放流原因?

 日本固有の生態系を壊すとして、6月1日施行の外来種被害防止法で「特定外来生物」に指定されたブラックバスやブルーギルが琵琶湖周辺の河川やため池、ダム湖にも広く生息していることが4日までに、滋賀県の調査で分かった。

 県水産課は、琵琶湖から遡上(そじょう)した可能性が残る河川を除き、ダム湖やため池では密放流が原因とみている。在来魚が駆逐されたとみられる池もあるが「琵琶湖の外来魚駆除で精いっぱいで、周辺水域まで手が回らない」と話している。
 2002年12月から04年12月にかけて、野洲川や姉川など河川438地点と、ため池290地点、ダム湖30地点で、住民への聞き取りや捕獲などの方法で外来魚の生息状況を調べた。
 その結果、ダム湖は50%、ため池は49%、河川は17%で生息を確認。琵琶湖を囲むほぼ全域に分布していることが判明した。外来魚が確認された池の4割では、在来魚が見つからなかった。(共同通信)

+Yahoo!ニュース-共同通信-

Posted by jun at 2005年06月05日 01:54 in ブラックバス問題

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