滋賀県は20日、琵琶湖で全国のモデルとなる外来魚防除事業を展開するなど、ブラックバスやブルーギルの駆除を一層推進するよう、2006年度の政府予算編成に向けて新たに国に政策提案する、と発表した。
県は、モデル事業を展開するほか▽国や県をはじめ、県内の市町や漁業団体などで「外来魚防除地域協議会(仮称)」を設け、一緒に外来魚の駆除にあたる▽密放流を防ぐため、警察と連携するなど、全国規模で実効性のある対策を実施する−ことを求めている。
このほか、県は、企業と地域社会が一体となった子育て支援サービスの体制整備など、新規6項目を含む22項目を提案する。国松善次知事らが27日に関係省庁を訪ね、実情を訴える。累積債務が計1000億円を超えた県造林公社とびわ湖造林公社が、借入先の農林漁業金融公庫に金利の減免など要請したことに対する支援も農林水産省や総務省に求める。(京都新聞)