2005年05月18日

外来種防除指針の原案提示 環境省、モデル事業も実施

 外来種被害防止法が6月1日に施行されるのを前に、環境省は17日、専門家による「防除推進検討会」を開き、規制対象種となったブラックバス(オオクチバスなど)などの防除指針の原案を示した。琵琶湖(滋賀県)など複数地域で防除のモデル事業も行う。

 防除指針の原案によると、生物多様性の保全のため重要な水域のほか、漁業被害がでている水域、予防的観点から外来種の防除が必要な水域などを対象とし、それぞれ個別に防除の目標や実施計画を設定する。
 環境省は、モデル事業の候補地として、琵琶湖のほかラムサール条約登録湿地で天然湖沼の伊豆沼・内沼(宮城県)、片野鴨池(石川県)、天然記念物ミヤコタナゴが生息する羽田沼(栃木県)、希少な魚類・トンボ類が生息する愛知県犬山市のため池、絶滅が危惧(きぐ)されるベッコウトンボ生息地の藺牟田池(鹿児島県)を挙げた。(共同通信)

+Yahoo!ニュース-共同通信-

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琵琶湖など6カ所選定=バス駆除のモデル候補地−環境省
 環境省は17日、特定外来生物に指定されたオオクチバスなどブラックバスを各地で駆除する際の参考としてもらうためのモデル事業の候補地を選んだ。今後、地元自治体や民間非営利団体(NPO)などと協力し、分布状況や有効な駆除方法などを調べる。
 同日開かれた検討会に提示された候補地は、(1)伊豆沼・内沼(宮城県)(2)羽田沼(栃木県)(3)片野鴨池(石川県)(4)犬山市内のため池群(愛知県)(5)琵琶湖(滋賀県)(6)藺牟田池(鹿児島県)−の6カ所。これらの湖沼には、希少な在来種が生息し、ブラックバス被害の恐れがある。同省は近く、河川のモデル地域も選ぶ。

+Yahoo!ニュース-時事通信-

Posted by jun at 2005年05月18日 00:13 in ブラックバス問題

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