日本固有の生態系を守る外来種被害防止法で、政府は22日、輸入などを規制する「特定外来生物」の第1陣として、オオクチバス、コクチバスのブラックバス2種を含む動植物37種類を指定する施行令を閣議決定した。施行日は6月1日。
特定外来生物は原則として輸入や譲渡、飼育、遺棄が禁じられ、違反すると、法人で最高1億円の罰金、個人だと3年以下の懲役か300万円以下の罰金となる。釣った魚を放す再放流(キャッチ・アンド・リリース)は規制の対象外。
博物館や学校などでの研究・教育目的や産業利用、ペットとして既に飼っている生物は許可申請し、きちんとした施設で管理できると認められれば例外的に飼育できる。(共同通信)