2005年04月22日

河口湖漁協不明りょう取引:出直し役員選 組合長に小佐野・富士河口湖町長/山梨

 ◇新理事16人、監事2人決まる
 全理事16人の解職請求(リコール)成立に伴う河口湖漁協(富士河口湖町)の出直し役員選挙は20日投開票され、1人だけ組合員以外で理事に立候補した小佐野常夫町長ら新理事16人と監事2人が決まり、理事会で小佐野町長が組合長に選出された。24日に改めて理事会を開き、05年予算案や組合長代行となる参事職の導入などを協議し、運営正常化に向けた取り組みが本格化する。

 県によると、自治体の首長が漁協の組合長を兼務することに規制はなく、甲府市の宮島雅展市長は山梨中央漁協の組合長を兼務している。県は河口湖漁協の運営に42項目の改善を要求しており同日までに、回答を今月中に提出するよう指導した。
 同漁協は、05年の予算が組めずブラックバスの放流ができないなどで1〜3月の収入が前年同期比で43%減少しているという。小佐野組合長は就任のあいさつで、「ブラックバス釣りに影響が出ている上、環境省の特定外来生物被害防止法の施行が迫っており、運営改善は組合内部だけの問題ではない。県の要求項目に速やかに回答し、04年決算や05年予算をすぐにでもまとめたい」と早期正常化を訴えた。
 また、小佐野組合長は取材に対し、「運営全般をみる事務局長的なポストがなかった」と組織の見直しを主張し、参事職を新設し行政事務経験のある町職員OBらをあてたい考えを示した。【吉見裕都】4月21日朝刊(毎日新聞)

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Posted by jun at 2005年04月22日 09:46 in 内水面行政関連

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