2005年04月20日

四万十川:流域生活に満足 6割が余暇に出向く−−県が住民にアンケ/高知

 ◇保全へ寄付協力8割\n 四万十川の保全と流域の振興を目的とした四万十川条例に基づき、県は流域住民を対象にしたアンケートの結果をこのほどまとめた。結果では、約6割の人が余暇に川に出かけて触れ合っていることが判明。環境にやさしい暮らし方を実践していることや、生活の満足度も高いことがうかがわれた。

 アンケートは四万十川とのかかわりや日常生活に関する内容をテーマに、流域8市町村の住民1000人を対象に昨年10月に実施した。回答率は53・8%だった。
 四万十川とのかかわりでは、59・6%の人がこの1年間で仕事以外に川に出かけたとし、そのうち、47・2%が月1〜2回以上出かけていると答えた。川で何をしたかでは、「散歩、ジョギング、散策」が54・4%。「釣り、魚とり」、「水泳、水遊び」が続き、多くの人が川に出かけ、多様な方法で川と触れ合っていることが分かった。
 また、環境を守るため、ふだんどのようなことを行っているかとの問いは環境省の全国調査と比較。「節水に気を付けている」「ごみを出来るだけ出さないようにしている」など8項目中5項目で全国調査を上回った。四万十川や流域の環境を保全するための寄付についても、約8割が協力する姿勢を示し、環境への関心の高さが分かった。
 今、住んでいる地域に今後も住みつづけたいかとの質問には、「そう思っている」と答えた人は85・2%と高く、さらに総合的な満足度では、「まあ満足」を含めると7割近くに達するなど、周囲に親しめる自然があることに対する満足度が高かった。
 県では今後、定期的にアンケートを行い、条例で定める指標の一部に活用していく。【内田幸一】4月19日朝刊(毎日新聞)

+Yahoo!ニュース-毎日新聞-

Posted by jun at 2005年04月20日 15:25 in 内水面行政関連

mark-aa.jpg