2005年04月18日

安易な放流はやめて 生態系保全で学会が初指針

 日本魚類学会(会長・西田睦東大海洋研究所教授)は16日までに、十分な環境調査をせずに魚を放流すると、魚が死ぬ結果に終わるばかりか、生態系に悪影響を与える恐れがあるとして、安易な放流は行わないよう呼び掛ける初の放流ガイドラインを作成した。

 環境学習の一環で近年、メダカなど希少種の放流が盛んだが、種の保護には必ずしも役立たないと指摘。西田会長は「資源回復や自然再生を目的にした『善意の放流』でも、生態系に有害な場合もある。放流を考える前に、まず生息環境の改善を検討してほしい」としている。
(共同通信)

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Posted by jun at 2005年04月18日 10:14 in 自然環境関連

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