2005年04月06日

第1陣の37種類変更なし 反対9万件オオクチバスも

 6月施行予定の「外来種被害防止法」に関する環境省の専門家全体会合が5日開かれ、第1陣として規制する「特定外来生物」のリストに入った動植物37種類について「意見公募の結果を踏まえても、指定が適切」と結論づけた。

 公募には個人・団体から11万3792件の意見が寄せられ、注目のオオクチバス(ブラックバスの一種)は指定反対が9万5620件、賛成が1万2195件。反対は「調査データが不十分」「在来種減少の主原因はオオクチバスではなく環境悪化」といった内容だった。
 専門家会合はこれらの意見について「『(オオクチバスが)生態系へ被害を及ぼすことは否定できない』との結論を変更する必要があるという意見はなかった」と判断した。
(共同通信)

+Yahoo!ニュース-共同通信-

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<オオクチバス>特定外来生物指定を決定 環境省専門家会合\n
 特定外来生物被害防止法に基づく「特定外来生物」について、環境省は5日、焦点のオオクチバスを含む37種を第1次指定とすることを最終決定した。6月1日に施行予定で、オオクチバスなどは輸入や移動が禁じられる。釣り業界などがオオクチバスの指定に反対したが、「結論を変更する必要はない」と判断した。(毎日新聞)

+Yahoo!ニュース-毎日新聞-

オオクチバスやっぱり規制、反対意見9万通以上も\n
 環境省は5日、特定外来生物被害防止法の規制対象を選定する専門家会合を開き、国民から寄せられた意見を検討のうえ、オオクチバスなど37種類を予定通り指定することを確認した。
 今回、寄せられた計11万3792通にのぼる意見の大半は、オオクチバスに関するもので、指定に反対が9万5620通、賛成が1万2195通。
 反対意見としては「科学的な調査データが不十分」「在来種減少の主原因は環境悪化」などがあったが、専門家会合の「生態系への被害は否定できない」という結論を変更する必要はない、とした。規制対象のリストは今月下旬に閣議決定され、同法は6月1日に施行される。
 また、同省は7月までに、第2次の規制リストを作成することを決めた。今回のリストでは、陸上植物が1種も選ばれないなど分類群によってバラツキがあり、被害が明確なのに指定されない種が多かった。日本生態学会は緑化植物のシナダレスズメガヤなどの早期指定を求めている。(読売新聞)

+Yahoo!ニュース-読売新聞-

Posted by jun at 2005年04月06日 00:55 in ブラックバス問題

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