住民ボランティアによるブラックバス駆除など生態系復元の活動が進む伊豆沼(宮城県若柳、迫、築館町)で6日、在来魚保全のため設置した魚礁の調査が行われた。
魚礁は、在来魚の産卵や隠れ場所に使えるようにヤナギの枝を束ねた作りで、県伊豆沼・内沼環境保全財団などが先月、岸辺に400個を沈めた。
調査は、県や県伊豆沼・内沼環境保全財団、ボランティア組織「バス・バスターズ」の計15人が、2003年に設置した分も含め111個について実施。モツゴやタモロコなど137匹の生息を確認した。
在来魚保全を目的とした魚礁設置は、03年度に40個で試行し一定の成果を挙げた。このため04年度は設置数を一気に400個に増やした。
県伊豆沼・内沼環境保全財団は「今回は設置してすぐの調査で生息数は少なかったが、暖かくなると多くの魚が使うと期待できる」としている。(河北新報)
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